漏斗胸の具体的な症状と選ぶべき病院

 漏斗胸とは前胸部が陥没する病気です。男性に多く見られ、7割程は乳幼児期から発症します。
 幼児期には以下の様な症状が見られます。
  ・喘息のような咳
  ・食が細く、吐きやすい

 成長に連れて幼児期の症状が収まる一方で以下の様なもの現れてきます。
  ・疲れやすい
  ・息が上がりやすく、運動が困難
  ・胸が痛む
  ・猫背

 さらに思春期以降は外見的な強いコンプレックスとなってしまうケースも多いです。
 漏斗胸は自然に改善されることは極稀で、脂肪がつくことで外見上目立たなくなることはありますが肋骨の変形が治ることはまずありません。現在では1988年に発表されたNussという手術により治療が可能となっております。手術の時期としては、骨が固まっておらず、負担がかかりすぎない10~15歳位の時期が良いとされておりますが、手術自体が比較的新しいこともあり成人で手術を受けられる方も多くいます。
 症状の重さによって手術が必要かどうかは変わってきますので、胸の凹みを気にされている方は一度外科医院で相談してみましょう。

 杉田クリニックは内科と漏斗胸の治療どちらも可能な医院です。お子様が風邪の度に喘息のような症状を伴うようなら内科のついでに漏斗胸のCT検査も行ってみるといいかもしれません。

 杉田クリニック
http://www.sugita-clinic.or.jp