歯医者につきものの独特の金属音
歯科医院での治療と聞くと、歯を削る時のキーンという独特の金属音を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
あの音を聞くだけで緊張する人も多く、それが嫌で歯科治療を先延ばしにしているケースもよくあります。
近年では歯科医療に用いる歯科機器は目覚ましい進歩をとげており、以前のような金属音が出ない機材を使うことが増えています。
あの独特の音を発する機械はタービンエンジンと呼ばれるもので、非常に高速で回転しながら口腔内に既に入っている金属を切断したり、虫歯を削ったりするときなどに使用します。
しかし特有の金属音を発生させてしまうため、最近は高速エンジンを使って削るのが主流になってきていると言っていいでしょう。
高速エンジンを使うとあの金属音が出ないので、静かな歯科治療が実現します。
患者さんに与えるストレスや緊張も少なくて済むので、音が苦手で歯科医院を敬遠していた人も安心して受診することができます。
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虫歯は初期のうちに治すのがベスト
虫歯の治療はできるだけ初期に行う方が、処置にかかる時間が短く済みますし、通院日数も短期間で終わりますので、初期虫歯のうちに治療することがおすすめです。
虫歯はC0からC4まで進行度合いが分かれており、C0やC1が初期段階に該当します。
C0の場合は虫歯がエナメル質内にとどまっていることが多いため、経過観察で進行度合いを見極めるのがほとんどです。
C1になると状態によってはC2へと進んで行きますので、削って詰めるという虫歯の処置を行います。
これは虫歯を削ってその部分にレジンと呼ばれる充填剤を詰める処置のことで、1回で治療が完結します。
C1だと虫歯そのものがそれほど大きくないので、麻酔をする必要がないことも多くあります。
歯髄と呼ばれる神経や血管が通っている位置からも遠いので、麻酔なしでも痛みを感じることなく治療することができるのです。
そのため虫歯は早い段階で治療する方が治療が楽に済み、金銭面でも負担がかからないというメリットがあります。
初期虫歯を発見するには定期健診が大切
虫歯は最短で6ヶ月あれば歯髄まで到達し、こうなると痛みが出てきて神経を取らなくてはなりません。
そんな事態を避けるためにも定期的に歯科医院に通い、口腔内をチェックしてもらうことが大切です。
最低でも半年に一度は受診し、通院が可能なら4か月に一度診査してもらうと虫歯の発生を見つけることができます。