歯に原因がないときも痛みが出ることがあります

まずは歯科医院を受診しましょう

食べ物を噛んだ時に痛みがあったり、冷たいものが凍みるなどの症状があれば、多くの人が虫歯を疑って歯科医院を受診することでしょう。
それは非常に賢明な判断で、早めに受診すればそれだけ症状が軽いうちに治すことができますし、治療費や通院回数の面でもすべてが少なく済みます。
歯科医院では症状を詳しく聞いた後で口腔内を診査し、まずレントゲン撮影を行います。
歯科医師の精査とレントゲン上での目立った問題が見られないときは、神経が炎症を起こしていないかどうかをパルプテスターという機械で調べることもあります。
しかし時には色々な検査を行った結果、それでも歯に原因が見つからないという事態も起こり得るのです。

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意外なことが痛みの原因になっている

肩が凝るとよく「歯が浮く」という表現で言い表しますが、実はあの表現は非常に適切です。
歯は歯根膜と呼ばれるもので支えられていますが、肩こりがひどくなるとこの歯根膜が炎症を起こし、文字通りこの歯根膜から浮いてしまいます。
そのため噛んだ時に痛みを伴って沈む感じがしたり、噛まないときは歯が浮いている感じがするのです。
肩や首の神経はそのまま顎にもつながっていますので、これらの部分に不調をきたせば歯に影響が出ても何ら不思議ではありません。
中には歯が痛くなると頭痛がするという人もいますが、これも全く同じことです。
歯が痛くなるから頭が痛くなるのか、肩が凝るから歯が痛くなるのかと問われた場合、返答に窮する歯科医師も多いでしょう。
なぜなら卵が先か鶏が先かと言うようなもので、どちらにも原因が考えられるからです。

肩こりは顎の痛みにつながることもある

長時間パソコン作業をしていると目も疲れてきますが、この目の疲れも肩こりや首こりの原因となります。
現代人にとって肩こりは国民病ともいわれるくらいで、肩こりの原因になる要素は数限りなくあると言っても過言ではありません。
前述したように肩や首の神経は顎関節にもつながっていますので、時には口を開けたときに痛みを感じることもあります。
ただし肩こりと関係のない顎関節症の可能性もありますので、肩や首が凝っていないときは顎関節症を疑ってみた方がいいでしょう。
しかし肩こりが強い場合や、凝りが和らいだ時に顎の痛みが引くようなら、こりからきている痛みと考えることができます。
ただしこういう状態が長く続くと顎関節症と同様の症状を引き起こす恐れもありますので、歯科医師に相談するのがおすすめです。