実は病院の「大きさ」には大きな意味があるのです。大きな病院の多くは「総合病院」であると感じます。基本的に日本で高度医療を受けようと思うと大学病院や国公立病院などの大きな総合病院へ向かいます。当然ながら大きな病院なので、よりたくさんの方がきます。そしてより時間のかかる診療を行って頂けます。そのためより診療までの時間が長いのが総合病院でもあり、また200床以上のベッドを置く病院では別途初診料に「特定療養費」という追加料金がかかります。そのため「風邪かもしれない…とりあえず薬が欲しいな…」という気持ちで総合病院や大学病院へ向かうとやや高額な費用を払わないといけなくなる可能性があります。なので気軽に病院へ通いたいなと思ったらまずは町にある「クリニック」など小さな病院へ通ってみましょう。そしてそのクリニックの診断次第で大きな病院へ行くことを考えてみましょう。

頭痛だけがある

風邪が治ったのに頭痛だけが治まらない。このような場合には神経内科・脳神経外科での診察を選択しにおいても良いかもしれません。頑固な風邪や中耳炎から細菌が髄膜に感染することも少なくありません。お子様などが頭痛を訴える場合には早めの診察がお勧めです。

腰が痛い時

整形外科で診察を受けましょう。整体や整骨院に行くという方もいらっしゃるかと思いますが、腰痛の原因は非常に複雑で、ヘルニアなどマッサージをすること でかえって悪化してしまうケースもあります。医学的な診断ができる資格を持っているのは医師だけですので、まずはレントゲンやMRIなどの設備が整ってい る医療機関での受診をおすすめします。

胃が痛い時

食事の直後の胃痛は食あたり、空腹時の胃痛は十二指腸潰瘍などの可能性があります。食べたものやストレスなど、胃痛には様々な原因が考えられます。頻繁に胃痛が起こる場合は、一度消火器内科の受診を受けましょう。
胃痛について詳しく見る

足がむくむ時

慢性心不全の可能性があります。初期は症状が軽く気づきにくい病気ですが、足のむくみがマッサージなどで収まらず、夜にかけてきつくなるようであれば一度心エコーやX線などで診察ができる循環器内科へ行きましょう。
慢性心不全について詳しく見る

頻繁にむせる時

食事の際などにむせることが多い様であれば、脳梗塞や筋肉、神経の病気が原因で喉の動きが悪くなっている可能性があります。一度神経内科で調べてみるといいかもしれません。

めまいがする時

三半規管など耳鼻科的な疾患と脳や中枢神経などの疾患、2つの原因が考えられます。耳鼻科か脳神経外科に受診し、耳鳴りや難聴、舌のもつれなど合わせて症状が出ていれば医師にしっかり伝えて、原因をはっきりさせた上で適切な治療を受けるといいでしょう。

花粉症

花粉症は目、鼻、喉の中で重症箇所が人により異なるので、症状が重く出るところによってそれぞれ耳鼻科、耳鼻咽喉科、眼科と専門性の高い診療科で受診しましょう。また一年を通して花粉症のような症状が出る方はアレルギー科がおすすめです。

風邪の重い症状が長引く時

肺炎の可能性があります。肺炎は風邪と勘違いされることが多い病気ですが、放っておくと危険です。風邪との見分け方としては、全身症状が出やすく、高熱な ど重い病状が長く続くことが挙げられます。3～4日しても症状が治まる様子がなければ肺炎である可能性が高いので、呼吸器科で受診しましょう。
肺炎について詳しく見る

急に視力が落ちたり見え方に異常を感じた時

強度近視の可能性があります。これは単純に視力が低下するというものではなく、眼球が縦長に変形し、眼底に異常をきたす病気です。視力が急に落ちたり視野に違和感を感じたら、眼科で専門的な診断を受けましょう。

風邪と合わせて耳痛がする時

鼻から耳に細菌が入り、中耳炎になっている可能性があります。幼児に多く見られ、基本的には膿が排出されれば自然と治りますが、うまく膿が出て行かずに慢性中耳炎になってしまう場合もあるので、耳鼻科で受診することをおすすめします。

急に体重が減った時

糖尿病の可能性があります。糖尿病は太り気味の人に多い病気ですが、症状が進むと栄養が上手く吸収されなくなり、痩せていきます。もし食事を節制したり、 運動を始めたわけでもないのに不自然に体重が減るようなことがあれば、一度糖尿病の専門科を設けている内科への受診をおすすめします。
糖尿病について詳しく見る

咳が長引いてしまう時

　お子様が風邪を引いた時に咳が長引いたり、喘息の様な症状が出る場合には漏斗胸かもしれません。漏斗胸は小さなうちは気づかないことが多くありますが、成人する前の方が治療の選択肢も増えるので一度外科医院で診療を受けることをおすすめします
漏斗胸について詳しく見る

子どもが、なかなかできない時

　夫婦生活を2年以上健康的に経過しているのに、子どもができない…。そのような場合は不妊症の可能性があります。男性・女性ともに不妊症の可能性を抱えているので、パートナーと協力して問題の解決に臨みましょう。
鍼灸治療で不妊症治療

内科系疾患や婦人科系疾患にお悩みの時

内科系や婦人科系の疾患が改善されない場合には鍼灸治療がおすすめです。薬で症状がよくならない場合には自然治癒力を高める治療が有効なので、鍼灸院へ相談してみましょう。
鍼灸治療について詳しく見る

虫歯の時

痛みが出た時には、虫歯はかなり症状が進行してしまっているケースがあります。口臭や噛み合わせ、歯の表面に黒い色があると感じたら歯医者へ向かいましょう。

虫歯治療に関してはこちら

長時間同じ姿勢が続くと脚に痺れが出ることはありませんか？それは椎間板ヘルニアに伴う坐骨神経痛である可能性があります。
腰椎の間から飛び出た椎間板が神経を圧迫し、主に脚に痺れや痛みという症状として現れることがあります。一度MRIによる精密検査を受けられる整形外科を受診しましょう。

椎間板ヘルニアについて詳しく見る